脚が流れる走りを直す!ピッチを上げて肉離れを防ぐ“効く腹筋トレ”」

「全力で走るのが怖い…」

モモ裏(ハムストリングス)の肉離れを経験した選手の多くが、そう感じています。

一度でも傷めると、
・脚の振り出しが怖くなる
・ピッチが落ちる
・パフォーマンスが落ちる
・再発の不安が常にある

そして何より、「脚が流れる走り」がクセになってしまいがちです。

脚が流れる走りが危ない理由

脚が後ろに残りやすくなると、
骨盤が前傾し、ハムストリングスが伸ばされながら力を出す状態に。

そのまま地面を蹴るような走り方をすると、
ハムストリングスに強い負荷がかかり、肉離れのリスクが急上昇します。

肉離れを防ぐカギは「腹筋」だった!

この“脚が流れるフォーム”を根本から変えるには、
「腹筋で骨盤を安定させる力」が不可欠です。

実は、走りの安定性・ピッチの速さ・再発予防…
すべてに腹筋が関係しています。

▶ 今回ご紹介するのは、脚の回転を高めつつケガを防ぐ一石二鳥エクササイズ

やっているようで、意外と正しくできていない。
「効かせるコツ」を押さえるだけで、動きが劇的に変わります。

🔥【実践】骨盤安定&ピッチ向上エクササイズ

■スタート姿勢
1. 長座位(脚を伸ばして床に座る)
2. 上体をやや後ろに倒してリクライニング
3. 両脚を床から浮かせる

👉 この時点でも腹筋に刺激が入るはずです。

■最大のポイント:腰を地面に「密着」

ここが最重要ポイントです。
腰(腰椎)をしっかり床に押し当て、お腹で地面を押すような感覚を持ってください。

✅ 腹筋全体が働き、骨盤が安定します
✅ 腰が浮いていると、反って首や腰に負担 → NGフォーム

👉 どうしても腰が浮いてしまう場合は、両肘を地面につけてOK!

■動作:交互モモ上げ(ニーアップ)
1. 姿勢が安定したら、交互にモモを引き上げる
2. 片膝をしっかり引きつけて3秒キープ
3. そのあと全力で脚を入れ替える

👉 膝を「自分の胸に突き刺す」ようなイメージで!
👉 顎をしっかり引くのも忘れずに(反り防止+走りの再現)

■応用:サイクル動作

慣れてきたら、脚をサイクルさせるように動かしてみましょう。
まさに「走っているときの脚の動き」に近づけることができます。

✅ 腹筋と股関節が連動
✅ 走りのピッチ向上に直結!

■目安
• 交互モモ上げ:20〜30回 × 3セット
• サイクル動作:20秒 × 3セット

フォームが崩れるまでやるより、正確にできる範囲で行うのがポイントです。

🎯まとめ

✅ 腹筋が抜けて骨盤が前傾 → ハムストリングスに負担集中
✅ 正しい腹筋トレーニングで、骨盤を安定&脚の回転を速く
✅ ピッチが速くなることで、走りの効率も怪我の予防もUP

✅こんな人に特におすすめ!
• 走るたびに脚が後ろに流れる感覚がある
• モモ裏の肉離れを繰り返している
• スプリント時に踏ん張りが効かない
• ピッチを上げたいが、うまくいかない

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