身体は“振り子”で動く|脱力すると動きが変わる理由
スポーツの動きは、筋力だけで作られているわけではありません。
実は、身体そのものが「振り子」でできているため、力を入れなくても自然に速く・大きく動ける仕組みがあります。

今日はその中でも特に重要な
腕の振り子・脚の振り子・体幹の振り子
この3つを分かりやすく解説していきます。
⸻
🟦 身体の振り子とは?
身体の振り子とは、
関節を支点にして、重力と反動で“勝手に”振れる自然な動きのこと。
腕や脚を「頑張って動かす」必要はなく、
むしろ 力を抜くほど速く・なめらかに振れる のが特徴です。
⸻
① 腕の振り子(肩を支点)

肩:支点
腕:棒
手:重り
▶ ここがポイント
• ランニングの腕振りは、腕を“振る”のではなく“振られる”動き
• 力を抜くほどスピードが出る
• 手の重さがアクセルになる
▶ よくあるNG
肩に力が入りすぎて、振り子が止まっている状態。
結果、腕振りが重く、スピードも落ちます。
⸻
② 脚の振り子(股関節を支点)

股関節:支点
脚:棒
足:重り
▶ ここがポイント
• 走りの“脚が前に戻る動き”は筋力ではなく振り子
• 膝を鋭く前に出す
• 脱力した脚ほどスピードが速い
▶ よくあるNG
もも上げを「上げよう」とすることで股関節が固まり、
脚の振り子が死んでしまう。
前に膝蹴りをするように。
この時に膝が伸びていると振り子は使えません。
⸻
③ 体幹の振り子(背骨を支点)

身体は前後・左右・回旋に“しなり”ながら動きます。
このしなり自体が振り子のようにエネルギーを生む部分。
▶ ここがポイント
• 固めるのではなく「安定したまま動く」こと
• 投球・スイング・走りすべてでパワー源になる
• 胴体がしなるほど腕や脚の振り子が加速する
• イメージは胸、みぞおち辺りでインフィニティのような動きで
▶ よくあるNG
体幹トレ=お腹を固める、で止まっているパターン。
固めすぎると振り子が止まり、動きが重くなります。
⸻
🔥 なぜ振り子が重要なのか?
✔ 力を入れずにスピードが出る
✔ 可動域が自然に広がり、動きが大きくなる
✔ 反動とリズムでエネルギーが増える(共振)
✔ 関節や筋肉への負担が減ってケガ予防になる
スポーツの“キレ”“しなり”“軽さ”の正体は、
まさにこの振り子の活かし方にあります。
⸻
🏃♂️ 振り子を活かした動きができると…
• 走るとき脚が勝手に前に戻る
• 腕振りが軽くなる
• キックの威力が上がる
• ジャンプの切り返しが速くなる
• スプリントで脚が流れなくなる
• ハムストリングスの負担が減る
「頑張る」より「力を抜く」ことでパフォーマンスが上がる理由はここにあります。
⸻
✨ まとめ
身体は
腕・脚・体幹という3つの振り子
で動いています。
この振り子がスムーズに動くことで、
自然とスピード・しなり・軽さが生まれます。
逆に、力みや過剰な筋緊張は振り子を止め、
動きを重く・遅くしてしまいます。



