スプリントの初速が遅い原因は「脚」じゃない。実は“目”だった。

「初速を速くしたい」
「スタートで一歩目が出ない」

そう感じている選手や指導者は多いと思います。

そのために
・筋トレを増やす
・フォームを直す
・体幹を鍛える

こうした取り組みをしている人も多いはずです。

ですが現場でよく見るのは、
脚力もある・フォームも悪くないのに初速が出ない選手。

実はその原因、
脚ではなく“視覚(目の使い方)”にあることが少なくありません。

初速が遅い選手に共通する特徴

初速が伸びない選手をよく観察すると、次のような特徴があります。

・スタートで頭が下がる
・上体が前に突っ込む
・力んで動きが硬い
・一歩目が重い

これらは「走りの技術」の問題に見えますが、
実際は目線・視線の使い方が大きく関係しています。

なぜ「目」で初速が変わるのか?

人の身体は、
見ている方向に無意識で動こうとする性質があります。

目線が近い状態だと
・頭が前に落ちる
・姿勢が崩れる
・力みが生まれる

結果として、
地面をうまく押せず、前に進めない状態になります。

一方で、
遠くを楽に見られている選手は

・上体が安定する
・脱力しやすい
・自然に身体が前に運ばれる

つまり、
初速が軽くなる土台ができているのです。

スプリント前にやるだけで変わる「10秒ドリル」

やることはとてもシンプルです。

【スプリント前・10秒ドリル】

① 立位、もしくはスタート姿勢を取る
② 遠くを見る感覚で5〜10秒
③ そのままダッシュ

これだけです。

脚の使い方も、フォームも、
何一つ変えていません。

それでも多くの選手に、次の変化が起こります。

・一歩目が前に出る
・上体が安定する
・力まずスピードが出る
・「軽い」と感じる

変えたのは、
「脚」ではなく「目」だけです。

サッカー選手にとって視覚が重要な理由

サッカーでは常に
・遠くを見る(状況把握)
・近くを見る(ボールコントロール)

この切り替えが求められます。

遠くを見られない選手は
・判断が遅れる
・動き出しが遅れる
・初速が出ない

結果として
「足が遅い選手」に見られてしまいます。

しかし実際は、
見えていないだけというケースも非常に多いです。

「才能がない」のではない

初速が出ない選手ほど、
・脚が弱い
・才能がない
・向いていない

そう思い込んでしまいがちです。

ですが多くの場合、
それは能力の問題ではありません。

ただ
「身体を前に運ぶための準備ができていない」
それだけです。

視覚が整うと
・姿勢
・脱力
・初速

これらが一気に噛み合い始めます。

まとめ

スプリントの初速は、
脚力だけで決まるものではありません。

・遠くを楽に見られているか
・視線に余計な力が入っていないか

フォームを直す前に、
筋トレを増やす前に、
一度「目」を整えてみてください。

初速が変わるきっかけは、
意外なほどシンプルなところにあります。

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