「筋トレで身長は本当に伸びなくなる?成長期に必要な運動・栄養・睡眠の正しい知識」

「筋トレすると身長が伸びなくなる?」その話、本当ですか?

「成長期に筋トレをすると背が伸びなくなる」
こんな話、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

結論から言うと——
この話、半分は正解で、半分は間違いです。

✅ 骨の成長には“しなる”刺激が必要

骨は「しなる」ことで微細なストレスが加わり、それが成長のスイッチになります。
私たちの骨は、微量ですが柔軟性があり、完全な棒のように固いわけではありません。だからこそ、簡単には折れず、成長する余地があるのです。

つまり、適度な刺激=成長につながる良いストレスになります。

⚠️ でも、高重量トレーニングはNG!

一方で、小学生〜中学生の頃から何百キロもの高重量を担いでトレーニングしてしまうと、骨を曲げて身体を安定させようとするので、

骨は「伸びる」よりも「曲がる」ことに集中してしまい、成長軟骨に悪影響を与える可能性があるんです。
これは身長の伸びを妨げるリスクになります。

✅ 自重トレーニングはむしろ安心!

安心してください。
腕立て伏せ・スクワット・ジャンプなど、自重で行うトレーニングであれば、骨の成長にはほとんど悪影響はありません。

むしろ、正しく体を動かすことで姿勢が良くなり、栄養の巡りやホルモン分泌も活性化。
身長を伸ばす土台づくりにもつながるのです。

反り腰や猫背を改善することで数センチは身長が伸びます。

⚠️ 激しすぎる運動は「栄養不足」に注意

ただし、注意したいのは栄養とのバランスです。
激しい運動をするとエネルギーの消費が多くなり、摂取カロリーが不足してしまうことがあります。

特に中学生や高校生で、部活がハード・食事量が少ない・睡眠不足という子は要注意。
栄養が足りなければ、骨の成長にもブレーキがかかってしまいます。

「よく寝る子は育つ」は科学的に正しい!

夜の成長ホルモンの分泌量は、昼間とは比べものになりません。
実際、身長も脳も、寝ている間に成長するのです。

だからこそ、夜ふかしやスマホの見すぎには注意!
最低でも7〜8時間、しっかり眠ることが成長期の基本です。

✅ 食生活で気をつけたいポイント
• 朝食は必ず食べる(空腹状態では成長ホルモンが出にくい)
• 清涼飲料水・インスタント食品は控える(リンがカルシウム吸収を邪魔)

🔚 結局は「運動・栄養・睡眠」のバランスが大切!

身長を伸ばすには、筋トレが悪いわけではなく、やり方と生活習慣が重要。
正しい知識で、自分の体と上手につき合っていきましょう!

🔻この記事がおすすめな人
• 成長期の子どもを持つ保護者
• 小中学生のスポーツ指導者・コーチ
• 身長が伸びるか心配な学生アスリート

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