「スキップできない子どもが増加中?運動能力の土台を育てる3つのステップ」

「スキップってできますか?」

実は最近、スキップができない子どもが増えてきているように感じます。
驚くことに、運動が得意な子ですらスキップが苦手だったりします。

昔は授業や遊びの中で自然とやっていたはずのスキップ。
でも最近は、そういう機会が減っているのかもしれません。
そもそも、スキップって「習う」ものではなく、自然と「できる」ものだと思っていました。

でも今の子どもたちは、「習わないとできない」動きになってしまっているのが現状です。

土台がないままスキルだけを積んでいないか?

小さいうちから特定のスポーツに特化した習い事をしている子も多いですが、
一番大事な「自分の身体を思い通りにコントロールする力」が身についていないケースが多く感じます。

運動能力はピラミッドのようなもの。
スキル(技術)は上の部分で、土台は「基本的な身体操作能力」です。
その土台が欠けていると、上にどれだけスキルを積み重ねても不安定で、
やがてバランスを崩し、ケガや伸び悩みに繋がってしまいます。

昔は遊びの中で身についていた

昔の子どもたちは「飛び石」や「ケンケンパ」など、
遊びの中で自然と身体をコントロールする力を育んでいました。
それが、今は習い事ばかりで、応用のきかない身体になってしまっている印象です。

公園から遊具が消え、遊ぶ場所も時間も減った

最近は公園から危険と言われる遊具がどんどん撤去され、
「外で遊びたい」と思えるような環境がどんどん減っています。
学校でも「先生がいないとケガをした時に困るから」と、
早く登校してサッカーやドッジボールをする光景も少なくなりました。

さらには、「痛いから」とバレーボールのルールを変えて、
ボールを避けてパスし合うだけの、もはや競技とは呼べないような授業も…。

子どもたちに「平等」を求めすぎるあまり、
本来の運動の楽しさや競争が失われている気がします。

でもよく考えると、学校だけの問題ではなく、
保護者の過剰な干渉やクレームも、その背景にあるのかもしれません。

スキップから始めよう

今の子どもたちの運動能力が低下しているのは、
さまざまな社会的な背景が関係しています。

でもまずは、できるところから始めましょう。
そう、まずは「スキップの練習」からです。

ただのスキップ。
されど、スキップ。

身体を自由に動かす感覚を取り戻す第一歩として、
スキップはとても大切な動きなんです。

🔰スキップのやり方(基本ステップ)

① 片足でジャンプして前に進む
• まずは片足(例えば右足)で「ポンッ」と軽くジャンプ。
• ジャンプと同時に、もう片方の足(左足)を前に振り出します。

② 振り出した足で着地
• 左足を前に出し、その足で着地。
• 着地したら、すぐに左足で「ポンッ」とジャンプ!

③ 繰り返す
• 右→左→右→左…と、交互にジャンプ&着地を繰り返します。
• 「ジャンプ→足を振り出す→着地→すぐジャンプ」のリズムです。

💡コツとポイント
• 「スキ・ップ、スキ・ップ」と声に出しながらやるとリズムがとりやすいです。
• 上に跳ねすぎず、前に進む意識を持ちましょう。
• 最初は片足ずつ練習して、動きを分解して覚えるのもおすすめです。

🔄練習の順番(段階的ステップ)
1. 片足ジャンプの練習(その場でOK)
2. 片足でジャンプしながら反対の足を前に出す動き
3. ゆっくり交互にスキップ
4. スムーズなスキップを目指す

☝️スキップができない子にありがちなこと
• 片足立ちが不安定
• 上半身がブレる
• ジャンプと足の振り出しが同時にできない
• リズム感が掴めない

🏃‍♂️スキップができるようになると…
• 走るフォームが良くなる
• 俊敏性やバランス力が上がる
• スポーツ全般の土台が育つ

スキップは「走る」と「跳ねる」を組み合わせたような動きで、リズム感やバランス感覚、身体の協調性を育てるのにとても効果的です。

まずは楽しみながら、ゆっくり練習してみてください!
公園など広い場所で、音楽に合わせてやるのも楽しく続けやすいですよ!

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