猫背と死んだ虫
皆さんはこの人、猫背だなと思う時って、
どこを見た時ですか?

背中が丸い。
肩が巻いている。
頭が前に出ている。
この辺りでしょうか。
しかし、丸くなってるのは背中で、
腰は丸くなっていません。
よっぽど腰が骨化していたら、
話は別ですが、、、
背骨はS字の湾曲があり、
腰は前に湾曲し、その上の背中は後ろに。
そして、首は前に湾曲する。
そのことを踏まえると、
背中の丸みが強いということは、
腰を強く反っていることが考えられます。
当然、その流れでいくと、
首と頭は前に出ます。
このことから、どこか1箇所だけが
移動しているのではなく、
全体でバランスを取って姿勢を取っていることが分かります。
色々な原因がありますが、
1つはお腹が抜けていることで、
猫背になりやすいため、
お腹に刺激を入れることが大切!
まずは簡単なことから!
デッドバグというエクササイズ。
メジャーではありますが、
やる価値ありです!
首に緊張が入り過ぎると、
腰に力が入り、お腹に刺激が入りづらくなるので、
枕やクッションを頭の下に入れて行いましょう!
ポイントは少しお尻の下側が地面に
着かないように行うこと。
バランスボールなど何か物を両手と両足で支え、
物が落ちないようにし、
人それぞれですが、
大体その物の中心がみぞおち、胸の高さをキープしながら、
片手、片足を同時に離し、
手の親指、カカトを地面に同時で着き、
同時に戻ってくる。
これを繰り返します。
ぜひ、お試し下さい!

ここからは時間がある人だけ読んで下さい。
デッドバグは日本語で『死んだ虫』。
デッドバグは虫が死んだ際にひっくり返っている状態と
似ていることから、名前が付きました。
ここで1つ疑問なことが。
死んだ虫はなぜひっくり返るかということです。
人間で考えるとあまりありえない死に方ですよね。
その理由は虫の身体の構造にあります。
丸み帯びた大きな体幹部に細い脚、
体重のほとんどが上部に集中。
その影響で重心が高くなります。
重心が高いと倒れないように
細い脚を常に動さなくてはいけません。
人間の運動で言うと、
腕立て伏せを常にしている状態。
虫も脳や神経で脚を操作しているため、
そういった器官がやられてしまうと、
正常に脚が働かなくなります。
結果、バランスが取れなくなり、
重たい丸み帯びた体幹部が下になり、
ひっくり返るという現象が起きます。
なので、死んでいる虫を見たら、
このエクササイズを思い出して
行ってみて下さい!